メンズメイクの動画が話題に! 美男子ヤノ「もっと美容に興味を持つメンズが増えたら嬉しい」
子供の頃から「マセていた」というヤノさんは、中学生になると薄い自眉を補うために、眉メイクを始めるようになった。
「高校時代からは日焼け止め下地を毎日欠かさず塗るようになって、学校にバレない程度にアイライナーで涙袋を描き始めました。ファンデーションやリップを塗ったり、カラーメイクを始めたのは大学生から。地元は埼玉県なんですが、その頃、川口にある『アインズ&トルペ』のコスメ売り場によく通っていました。メンズがそこにいるのは珍しかったから、周りから変な目で見られていたと思います。それが嫌だったし、僕みたいなメイク好き男子たちが、そういう目で見られずにコスメに触れられたり、メイクについて話し合えるコミュニティはまだまだないんだと思って、少し悲しかったですね」
転機が訪れたのは、大学3年生の時。世の中はコロナ禍だった。
「ちょうど就活の時期でした。
それまでは毎日、友達と遊んでばかりいたのですが、外に出られなくなり、自分は何がしたいんだろうと考えるようになりました。もちろん美容全般が好きだったけど、その中でも特にメイクが好きだと再認識したのもこの時期。メイクによって見た目が変わると、周りの反応や扱いまでもが変わるのを実感していたし、僕自身も鏡を見るたびにモチベーションが上がっていたんですよね。