「糖質カット」は逆に太りやすい?ダイエットにおいて必要な理由
「糖質ゼロ」「糖質OFF」など、糖質は“ダイエットの敵”と考える方も多いのではないでしょうか。その考え、実は間違い。むしろ糖質カットをすると、逆に太りやすくなると言えます。なぜ糖質カットをすると太りやすくなるのか、ご説明していきたいと思います。
そもそも「糖質」とは

糖質とは炭水化物のうちの一つで、身体を動かすエネルギー源となります。糖質には1個の糖から成りエネルギー源となる「単糖類」に、2個の糖から成りエネルギー源となる「二糖類」、そして10個以上の糖から成る「多糖類」があります。
糖質というと甘いものを連想される方が多いと思いますが、糖分を多く含んだ甘い食べ物や飲み物は単糖類や二糖類にあたります。体内に素早く吸収され、短時間で血糖値が上昇するため、運動などでエネルギーとして使われないと脂肪として脂肪細胞に貯蔵されてしまいます。「甘いもの=太る」と思われているのはこのためです。
多糖類にはエネルギーになるものとならないものとがあります。エネルギーにならないものが「食物繊維」です。食物繊維にあたる食べ物として、海藻類やこんにゃく、野菜などが挙げられます。
食物繊維は血糖値の上昇が緩やかで満腹感が持続するため、脂肪がつきにくくダイエット中には、ぜひ摂っておきたい食品と言えます。