ストレスは女性ホルモンに影響を与えて薄毛を招くのか、専門医に聞いてみた
「ストレスは、免疫力をはじめとするさまざまな部分に影響を及ぼすものなので、当然、髪の毛の加齢変化にも影響が出てきます。ストレスが要因となり、女性ホルモンのバランスがくずれることもあります」
とりわけ、就業時間が不規則な介護福祉士や看護師といった医療従事者や、残業の多いSEなどの職業はストレスがたまりやすい。こういった職種に就いている、もしくは過労気味の女性は自身の女性ホルモンに注意したいところだ。
○ホルモンが先か、ストレスが先か
「鶏が先か、卵が先か」ではないが、ストレスが原因で女性ホルモンが減ることもあるし、女性ホルモンの量が減少してイライラがつのり、ストレスとなりうるケースもある。
どちらの要因も繊細な女性のメンタル面に大きな変化を招くが、ストレスと違い、女性ホルモンはまだ自身でコントロールできる余地がある。そのため、「女性ホルモンの量が減少しており、同時に何か別のストレスを抱えている」という最悪の状況の場合、まずはホルモンの対策を講じるべきだと浜中医師は指摘する。「ストレスはなくそうと思ってもなくせるものではありません。皆さん、『ストレス要因をなんとかしたい』とお考えですが、ストレスの対象が人ならばその人をコントロールするのは無理です。