アンチエイジングには、女性ホルモンと美しい腸が重要!
エストロゲンは主に「女性らしさ」と結びついており、「豊かな髪」「肌つやの維持」「乳腺の発達」「女性らしい体型の維持」などに関わっている。一方のプロゲステロンは、主に母親となるための体づくりを担い、「子宮内膜や子宮内筋肉の調整」「抗うつ効果」「血栓予防」などの働きがある。
これらの女性ホルモンは20代後半をピークに下降し始め、40代後半で急激に分泌が少なくなる。この時期は更年期と呼ばれ、女性の体調が大きく変化する時期となっている。「性ホルモン」としてのイメージが先行しがちだが、女性の体を守るのも女性ホルモンの大切な役目なのだ。
○女性ホルモン不足に伴う症状
女性ホルモンが不足すると、イライラや不眠などの精神神経症状、発汗などの血管運動神経症状、肩こりや腰痛などの運動器系症状のほか、疲労感、めまい、胃もたれなどの不調につながる。それだけでなく、記憶力の低下や骨粗しょう症、メタボリックシンドローム、心血管系の病気などさまざまな悪影響が体に出てくるという。
更年期症状の体感は人それぞれではあるが、強くその影響が出るケースには性格傾向も関わっている印象があると浜中氏は解説する。
「人生のライフイベントの多さの影響ももちろんありますが、完璧主義で神経質でその反面、融通が利かない人は(ホルモンの)