このような偶然の邂逅、小さなピースが組み合わさっていく喜びによって、より一層ナルシソ ロドリゲスへの愛着が深まることになります。
■インティメイトに香る、特別なボトル
今現在、愛用中の「ナルシソ ロドリゲス ピュア ムスク オードパルファム」。日中の華やかな香りを楽しむというよりも、肌に溶け込んだほのかなラストノートを楽しむためのアイテム。帰路の途中、自宅近くの喫茶店で一息つきながら、そっと残り香を確かめる。穏やかな夜の気分にシンクロする肌の香りに癒やされ、1日を優美に締めくくる特別なボトルです。
ナルシソ ロドリゲスに出会うまで、香水は私にとって、自分とはやや距離のある理想の姿(イメージ)を、香りを纏うことで自分自身に結び付けるものだった。その一方で、ナルシソ ロドリゲスは肌や体温など、自分により近い要素と密接にリンクする。その違いがあるように思います。
イメージと自分を近づけるアイテムとして機能させていないことから、ナルシソ ロドリゲスを使うことによって、運命的なドラマや、自分の人生にまつわる物語が誕生した……といった派手な出来事はないのですが、人肌の香り、体温の香り、自らの体の一部としてインティメイトに香るボトルに、無意識のうちに癒され、救われていることも多くあるのではないかと思っています。