肌に重ねる、冬の遊戯。ジョー マローン ロンドンふたつの香り。
をすることで、まるで自分だけの、自分を表現するのにぴったりな、特別な香りのように感じられて、より一層香りに対するときめきが色濃くなるはず。
■憧れの組み合わせを纏う
ちなみに、限定品もふくめて、これまで数えきれないほどのジョー マローン ロンドンらしい洗練された香りに翻弄されてきたものの、冬場のせわしない日々を駆け抜けたい私にとって最強の組み合わせは、「154」と「ミモザ&カルダモン」のコンビネーション。
ブティックのロンドン1号店の番地に由来している「154」はハンサムなウッディ。そして、その名の通り砕いたばかりのカルダモンのフレッシュなスパイシーさと甘い黄金色のミモザの香りが、なんともエキゾチックな「ミモザ&カルダモン」。「154」は少しも媚びがない香りであるがゆえ、女性が纏えば逆にフェミニンさが際立つと思うし、「ミモザ&カルダモン」はドライに見せかけつつも奥深くに官能がほのかに香る。
もしかすると一般的な「甘くて」「可愛らしい」「誰からも愛される」香りとはまた少し違うかもしれない。だけれど、このふたつを合わせた瞬間に生まれる雰囲気――たとえば、少しミステリアスでありながらも、どこかほっとする、甘美な佇まい――は、自分にとっての憧れそのもの。