25歳で結婚。20代後半から専業主婦となり、35歳で夫と別居した。夫とはいろいろあって、ずっと別れたいと思っていたものの、気づけば35歳に――。
当時は年齢のことを考えて、とにかく焦っていた。このまま生活に不満を抱えて毎日を過ごし、このままどんどん歳をとっていくのか、と。今思えば30代なんて、まだまだやれることがたくさんあるんだから! そう当時の自分に言ってあげたいくらいだ。
夫とは離婚したものの、自分のすべてに自信をもてずにいた。気づけば7年間も専業主婦だったこと。
社会人としてブランクがありすぎること。30代後半になっていたこと。正社員の職を探そうとしても「特技」がないこと……。
そんなとき、昔、大手町の商社で働いていたつながりから、友人の紹介で運よくアパレル関係の輸入商社に就職できたのだった。「これから自立するには仕事が必要だろう」。当時の社長は私にそう言ってくれた。
状況を知った上で採用してくださり、私を救ってくれた会社、社長……本当に感謝しかない。輸入ランジェリーの事業部に配属された(業界では最大手の会社である)。
■美しいランジェリーを身に着けて。7年ぶりに出会った綺麗な私
別居、就職、生活環境が大きく変わった。