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結果、上手に使いこなしている人が少ない
という状況に、買うよりまずは慣れてもらうためのサービスを始めたいと独立したのです。
最初に開いたのは、表参道ヒルズ裏に立つ隠れ家的な一部屋で、予約制のパーソナルセレクトカウンセリングと陳列コーナーに置いてある香水を自由に試すことができるサロン。そうそう、当時「王様のブランチ」(TBS系)はしのえみさん扮する姫様も取材に来てくださいました。
■「私には体臭はない」思い込みは危険
話は戻り、香水をつける必要があるのかということですが、答えは「つける必要はない」です。ハイ、つけなくても生きていけますから(私は自信ないですが)。でもフレグランスをつけないなんて、歯を磨かず、髪を整えずに人と会うのと同じではないでしょうか?ヘアブラッシングだって必要性はないですが、身だしなみとしては必須でしょう。
日本人は毎日入浴する清潔好きな国民性で、西欧諸国に比べて肉などの動物性タンパク質摂取も低いので、それらが原因の体臭も目立ちません。一方で、島国に住む同一民族ゆえ、似たような生活臭や体臭を放っていることすらお互い気づかないでいる、ということも言えます。
現に私たちが異国の空港に行くと、その国独特の匂いを感じるように、外国人が日本の空港に降りると、魚や大豆発酵の匂いがするというのです。