簡単な5つのむくみ改善法で、溜めない体に!【百木ゆう子】
■むくみが起きるのはなぜ?
まずむくみとは何か、から確認したいと思います。むくみの水分の元、実は血液なんです。
血液が心臓から動脈を通じて、体の隅々に栄養や酸素を送りますよね。送り先は毛細血管の先っちょで、そこから染み出た血液の成分が内臓や肌に栄養や酸素を届けています。
その後、不要なものや余りを静脈が回収します。そのとき、血管に戻れなかった水分が、細胞の周りで留まってしまっている状態。これがむくみの正体です。
たとえて言うなら、山手線の東京駅(心臓)を出発して新宿駅(毛細血管)でドバっと降りる人たち。
これが動脈から出た栄養や酸素を含む水分。
そして、新宿駅(毛細血管)から東京駅(心臓)に戻りたいのに、混んでいて乗れなかったり、荷物が多くて乗り遅れた人たち。これが静脈に回収されなかった水分で、そのままむくみとなってしまうのです。
つまり、混雑や乗り遅れを回避できれば、むくまないわけですから、そのメカニズムを知っておきましょう。
液体は中味の薄いほうから濃い方へと移動します。血液も同じです。
そのため、血液に栄養が足りないと、血管の外へ水分が移動してしまいます。特に血中たんぱくが豊富にあることが大切です。