意欲の面では新しいことに関する興味を持ち続けることが難しくなる傾向が見られ、長年の習慣を変えにくくなります。何かを始めようとする気持ちは少なくなり、しばしば諦めがちになる傾向が見られます。
見聞きしたことは頭に入るものの、記憶にとどめる能力が低下するので物忘れが多くなりますし、体内時計の乱れから不眠や日時の感覚の障害などの症状も見られるようになります。
■脳の老化、症状まとめ
物忘れが気になる
人や物の名前がすぐ出てこない
動作がゆっくりになった
物事を判断するのに時間がかかる
今までのやり方を変えるのが億劫
新しいことに挑戦しなくなった
嬉しい・楽しいといった感情を持ちにくくなった
自分と違う意見をなかなか受け入れられない
性格が変わったと言われる
新しい発想がわいてこない
諦めることが増えた
眠りにくくなった
今日の日付がすぐ出てこない
脳が健康でないと、見た目にも気を使わなくなります。健康でありたいという意欲も失われます。
どんなことをしている人が認知症になりにくいのか、近年かなり明らかになってきました。例えば食事の仕方。食物線維や発酵食品を毎日摂る地中海食という食事、あるいは伝統的な和食を続けている人は認知症になりにくいことがわかっています。