2020年1月31日 06:00|ウーマンエキサイト

【医師監修】頭皮が臭いのはストレスのせい? ニオイの原因と対策



■頭皮が臭い時に取りたい対策

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ひと昔前は「髪は女の命」などと言ったもの。女性らしさを感じさせる美しい髪を手に入れるため、念入りにお手入れする人は多いことでしょう。

しかし、ケアをするのが髪の毛だけなら、女性としてという以前に、人としての身だしなみが不十分かもしれません。いくらツヤツヤの髪の毛でも、頭皮がにおっていたら魅力は半減。正しいお手入れの方法を身につけましょう。


▼正しいシャンプーを心がける


シャンプーは髪の毛を洗うだけではなく、頭皮まで洗うことが大切です。
1.
シャンプーをつけて洗う前に、まずは髪と地肌をしっかりとお湯でぬらして予洗いします。あらかじめぬらしておくことで、シャンプーが泡立ちやすくなり、地肌や髪の痛みを防ぐことができます。

2.
シャンプーを手に取ったら、まずは手のひらで泡立てましょう。
軽く泡立てたシャンプーは、髪の表面だけではなく地肌や髪の内側にもつけましょう。

3.
指の腹でマッサージするように洗います。
頭頂部だけではなく耳の上や後ろ、えり足までまんべんなく洗いましょう。

4.
洗った髪をしぼっていったん泡を落としたら、シャワーで流しながらやさしく地肌をこするようにしてすすぎましょう。
ヌルヌルしなくなるまで、しっかりとすすぎます。すすぎにくい生え際もお忘れなく。

5.
傷みの少ない髪の根元にコンディショナーは不要。
毛穴が詰まる原因にもなります。コンディショナーをつける時は、毛先を中心になじませて。


▼ぬれた髪の乾かし方もポイント


せっかくきれいに洗っても、生乾きのままでいると雑菌が繁殖してニオイの元になってしまいます。お風呂から上がったら、まずはしっかりタオルドライを。髪の毛からしたたる水分をタオルでやさしくたたき取ったら、タオルをかぶって地肌を押さえるように拭きましょう。


ドライヤーで乾かす時は、まずは乾きにくい髪の根元から。髪をかき上げて根元に風を当てて。このとき、ドライヤーを左右に振ると、髪へのダメージを抑えることができますよ。

▼シャンプーは1日1回まで


ニオイの原因となる頭皮の皮脂を取り除けば、嫌なニオイはしなくなる…だからといって、1日に何度もシャンプーをするのは逆効果です。洗いすぎで皮脂が少なくなれば頭皮は乾燥し、過剰に皮脂が分泌されてしまいます。これは顔でも同じことがいえますね。

ニオイが気になると何度も洗いたくなりますが、ぐっと我慢。それよりも、アポクリン腺が発達してにおいやすい耳の後ろやうなじをシャンプーする時にしっかり洗ったほうが、ニオイを抑えるという意味ではずっと効果的です。


▼ケア用品を上手に取り入れよう


正しくシャンプーするほか、時にはケア用品を使ってスペシャルケアをしてみましょう。
【シャンプーブラシ】
頭皮のニオイや汚れが特に気になる時には、シャンプーブラシを使ってスッキリ洗いましょう。ネイルアートをしていたり爪が長い時には、自分の指でうまくシャンプーができないことも。そんな時に使うのもおすすめです。

小刻みに左右に動かして洗うと、シャンプーが頭皮にいきわたるだけではなく、髪の毛もからまりにくくなりますよ。

【クレンジングシャンプー】
普段のシャンプーでは落としきれない毛穴の奥の汚れは、クレンジングシャンプーでスッキリさせましょう。ただし、毎日使うのではなく、週に1、2回程度がベター。

【頭皮用薬用デオドラントスプレー】
ワキと同様に、頭皮用のデオドラントスプレーも登場しました。
頭皮にスプレーするだけで、汗を抑え、頭皮をサラサラにし、皮脂や汗のニオイを予防してくれます。ニオイの発生を抑えてくれるのはもちろん、ニオイが気になったときにサッと使えるのが便利です。


■頭皮が臭い時は生活習慣も見直して

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▼食べ物でニオイが変わる?


肉類や乳製品などに多く含まれる動物性脂肪は悪臭の元になるのだとか! お肉ばかりを食べていると、皮脂の分泌量が増えてニオイの元になってしまいます。偏った食生活にならないよう、野菜や果物、海藻類もバランスよく摂取しましょう。

カフェインが多く含まれるコーヒーや紅茶、お酒の飲みすぎは皮脂の分泌が増える原因になります。飲みすぎないように、適量をたしなむことも大切です。

▼夜シャンプーをする習慣をつけよう


頭皮から嫌なニオイをさせないためには、髪の毛を洗うタイミングも大切です。

夜のシャンプーはすっきりリラックスして眠りにつけそうですし、朝のシャンプーはニオイを消すだけでなくいい香りをさせて出かけることができそう。どちらにもメリットがありそうですが、頭皮のためには夜にシャンプーするのが正解!

毛母細胞が活性化するのは、寝始めの2~3時間。寝る前に汚れを落としておくことが、頭皮を健やかに保ち、ニオイを防ぐポイントです。


しかし、この事実を知ってか知らずか、夜にシャンプーしている女性は意外と少ないようです。マンダムの調査によると、お風呂に入らずに寝てしまうことがある20~39歳の女性は43.3%にものぼります。

また、お風呂に入っても頭を洗わないことがあると回答した人は約3割。さらに、頭を洗わずに寝た翌日、そのまま外出することがあるという女性は76.9%という結果に! 

疲れている時はお風呂に入るよりも早く寝たいという気持ちが勝るのもわかります。ですが、翌朝うっかり寝坊したらシャワーを浴びる時間がない! なんてことも。

頭皮のためはもちろん、洗い損ねた頭がにおっていないかとハラハラすることのないよう、シャンプーは夜にすませておいた方がよさそうです。

参考サイト:マンダム プレスリリース 「お風呂には入っても頭を洗わない」人が約3割!頭を洗わず寝た翌日、7割以上の人がそのまま外出することが「ある」と回答!



▼疲労もニオイに関係する!?


仕事で疲れていたりストレスの多い生活を送っていると、交感神経が優位になり男性ホルモンの分泌が増えます。そのため、皮脂の分泌も増えるのです。疲れやストレスがニオイを発生させるわけではありませんが、男性ホルモンのせいで増えた皮脂がニオイの原因になるわけです。

このほか、睡眠不足も頭皮によくありません。毛母細胞は、寝始めの2~3時間の間に活性化するので、寝る前にシャンプーを終えて、早めにベッドに入りましょう。生活習慣を見直すことで、頭皮の環境はぐっとよくなるはずです。

■まとめ

お肌と同じように頭皮に気をつかっている人は少ないかもしれません。でも、頭皮はワキやTゾーン以上に皮脂の分泌が多いことを知れば、ケアが必要だというのに納得することでしょう。

これまではなんとなくやっていたヘアケアだって、ほんの少し気をつけるだけで頭皮のニオイは解消されるはず。人との距離が近くなる満員電車やエレベーターに乗ったとき、ヒヤヒヤすることはなくなりそうです。


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