「いつも頑張らなくても大丈夫」を伝えたい。営業職の20代女性が、味の素でウェルビーイング事業を立ち上げた理由
――「セルフケアのサブスクとコミュニティ運営」という構想は、その当時から決まっていたのですか?
事業が採択されてから実際にチームが組まれるまでには、約1年のラグがあったのですが、その1年間に色々模索していました。最初は、ウェアラブルデバイスでPMSや体調変化を予測する、体調管理系サービスなどを考えていました。しかし、プロダクトの検証期間に社内外の女性にインタビューしたり、アンケートを取ったりしていく中で、女性たちの想いが見えてきたんです。
実際のお声を聞いてみると「揺らいでしまう自分をコントロールしなければいけない」と考えている女性がとても多いことが分かりました。体調不良になると、自分を責めてしまうという方も多く、体調管理を強制させてしまうようなサービスを展開するのは嫌だな、と考えるようになりました。そこから、自分の体調や気持ちを共有できる場所を提供する、今のLaboMeのカタチが見えてきました。
■LaboMeは「自分に合うか」を研究するセルフケアラボ
――コミュニティ運営に加えて、セルフケアのサブスクを展開しようと考えたのはなぜですか?
検証期間にお話した女性たちが「毎日、毎月同じことで悩んでいるわけではない」