2019年3月8日 06:00
肩や首のこりは「腕の疲れ」に関係あり…理学療法士が解説
ほぐす強さは自分にとって心地よく感じる程度の力加減で十分。強く押して痛みを感じたりすれば、痛みに反応して筋肉が緊張してしまったり、筋膜を痛めたりしかねない。
次のほぐしを、1回数分程度、1日何度も行うとより効果的だ。
【1】首の上のほう(耳の付け根あたり)が張っている
首が張っているほうのひじの下約3cmの外側を逆の手の親指でもみほぐす。
【2】首の下のほう(首の付け根あたり)が張っている
首が張っているほうのひじの下約3cmの内側を逆の手の親指でもみほぐす。
【3】手や腕が張っている
張っているほうの手の人さし指の付け根のほうから爪の先に向かってこする。
【4】肩こり
頭を左右に傾けて張っていると感じるほうの親指の付け根、ふくらんだ部分をもみほぐす。
また、スマホやPCを長時間使っている人は、眼球を上下、左右に動かすだけでこりが和らぐこともあるという。
「時々遠くを眺めたり、目を大きく動かすと、目を動かしている筋肉が動くことにより、連動している首の筋肉が動かされて、首こりや肩こりがほぐされることがあります」
さらに、中年期以降の女性は、肋骨部分の動きが鈍り、この部分の筋肉が硬くなりがちだと財前先生は指摘する。