2019年4月26日 11:00
医師が解説、下半身の不調を改善する「お尻のむくみ」解消ヨガ
お尻で流れが妨げられると、下半身の老廃物がうまく流れず、そこにとどまりがちになる。これが、下半身のむくみの原因です」
最初にむくみが始まるのは、いちばん下のふくらはぎ。それが年をとるにつれて太ももまで広がり、お尻を含めた下半身太りを招くのだ。影響を及ぼすのは、見た目だけではない。足の冷え性や下肢静脈瘤も引き起こす。
「お尻のむくみが冷えて硬くなると、その内側にある子宮、大腸、膀胱といった臓器の活動にも影響を及ぼします。子宮なら生理不順や子宮筋腫、大腸なら便秘。膀胱はむくみにより圧迫され、頻尿気味になります」
こうした下半身の不調を防ぐため今中先生が提案するのが、経絡を刺激するヨガ。
頭から足にかけてのラインが「足の太陽膀胱経」と呼ばれる経絡。お尻がむくむとこの流れが滞り、さらにお尻が巨大化する悪循環に。下半身の不調から脱するには、この経路を滞りなく流すことがカギとなる。
「経絡を流すためのポイントは、ふくらはぎから上へ向かって順に刺激を与えていくこと。『ふくらはぎ』『ひざ裏』『腰』『お尻』の順番に行いましょう」
各ポーズは3~5回程度くりかえすとベストだ。
■足元から順にストレッチ!「お尻のむくみ解消ヨガ」