2019年5月2日 16:00
瀬戸内寂聴語る“元気の源”「年がいないことすれば若返る」
しかし、「しっかりと自分の顔を見ることも大事」と説く。
「家になるべくたくさんの鏡を掛けたり置いたりして、よく見るようにしてください。“いやだわ”と思ったら、お化粧をしてみることです。日本には、安くていい化粧品がいっぱいあります。顔色がよく見えるものも、シワが隠れるものもある。私もやっていますが、つけまつげもいいものです。自分で化粧したり、あるいはしてもらったりすることで、見かけがきれいになるだけではなく、心も潤いますからね」
寂聴さんにとって大切なのは「自分にとって気持ちがいいと思うこと」をすることなのだ。
「年がいもないことをすればするほど、人は気持ちが若々しくなるのです。
私がこの年でも小説家として活動できているのは、あまり人の言うことを聞かず、“好きなこと”を続けてきたからでしょうか。食事にしても、自分の好きなものを、好きな量だけ食べることです。1日3食にこだわる必要もありませんし、好きでないものは無理して食べなくてもよいと思います」
■水は体の中の悪いものを洗い流します
子ども時代からお豆が好きだという寂聴さん。1日1食や2食しか食べられない日には、間食にナッツを食べているんだとか。