2019年11月13日 15:50
目のピント、物忘れは“老化”でない可能性を医師が指摘
「年齢を重ねるにつれて体に現れるさまざまな現象を、『老化だからしょうがない』と嘆く人はとても多い。でもじつはそれ、老化ではなく、ただの“変化”なのです」
こう話すのは、眼科専門医の平松類先生。これまで臨床の現場で多くの高齢者に接するなかで、「老化」という言葉に違和感を覚えてきたという。
「人は高齢になるほど、経験や知識が蓄積されて賢くなるし、できることも増えているのです。しかし、体の変化にばかり意識がいき、戸惑った揚げ句、“老化”と片付けてしまいがち。年齢を重ねても、体をこれまでとは違った使い方をすれば、今ある機能を十分に発揮できますし、100歳を超えても問題なく生活できます。『年をとる=ダメになる』のではないということを、知ってほしいですね」
体の変化に合わせて体を正しく使えば、老化だとあきらめていたアレコレが解決可能になるそう。平松先生が解説してくれた。
■スマホを見続けたあと目のピントが合わなくなってきた!→数秒でピントが合ってくるなら気にする必要はありません!
「目のピント調節機能は20代前半をピークに衰えてきているため、これは老化ではなく“長年の変化”。少し時間がたってピントが合うようなら、心配いりません。