2019年12月5日 11:00
インフル新対策術、紅茶を「ティーバッグ×100度のお湯」で
さらにこの紅茶ポリフェノール、A型、B型、新型など、あらゆる型のインフルエンザウイルスに同様の効果をもたらしたという。米川さんは、“紅茶が直接体に予防効果をもたらすわけではない”としながらも、こう続ける。
「ウイルスに直接働きかけるので、インフルエンザ患者が紅茶を飲むことで、その人から集団への感染を防止する効果も期待できるでしょう。もっとも、紅茶ポリフェノールがウイルスにその効果を発揮するのには、その“飲み方”も影響するのですが……」
ストレートやミルクなど、紅茶ひとつとっても飲み方はさまざまだが、インフルエンザウイルスにもっとも効果的な飲み方はなんなのだろうか。
「あまり効果が期待できない飲み方は、ミルクティーです。これは、牛乳に含まれるタンパク質が紅茶ポリフェノールを取り込んでしまうため、紅茶ポリフェノール本来が持つ感染阻止の働きをしなくなってしまうからです。やはり、効果的なのはストレートティー。ティーバッグで入れるときは、100度まで熱したお湯で入れましょう。
80度を下回るお湯で入れてしまうと、紅茶ポリフェノールが生まれにくくなってしまいます」
市販されている一般的なティーバッグ(2グラム)