2020年2月5日 15:50
医師語る「膀胱炎」なりやすい生活習慣、水分不足には注意
ストレスがたまっている
(3)職場では自分のタイミングでトイレに行きにくい
(4)ふだん、水分はあまり取らないほうだ
(5)トイレでは後ろから前方向に拭く
(6)睡眠不足である
(7)体が冷えることが多い
【この症状があったら膀胱炎!】1つでも当てはまるようなら泌尿器科へ
□排尿が1日10回以上ある
□排尿前と後に下腹部や尿道にツンとしみる痛みがある
□排尿しても重苦しい残尿感がある
気になるのは冒頭で触れた、治療が困難な膀胱炎の存在だ。
「これまでは、症状を引き起こす大腸菌を除菌できる抗生物質を飲むことで、ほとんどの膀胱炎が数日で治っていました。ところが最近、大腸菌のなかに、抗生物質の効かない大腸菌が増えているのです」(野宮先生)
薬物耐性に詳しい、国立国際医療研究センター病院・AMR臨床リファレンスセンター情報・教育支援室長の具芳明先生が語る。
「膀胱炎の治療で広く使われていたのはキノロン系とセフェム系という抗生物質で、これまで多くの膀胱炎を治してきました。ところが、これらの抗生物質が効かない薬剤耐性の大腸菌がある人が急増。もっとも使われているキノロン系でも、4割が効かなくなっているのです」