2020年2月11日 11:00
医師が太鼓判、健康長寿のカギ握る“唾液力”鍛えるマッサージ
強く押さず、ゆっくりと回すのがポイント。10回繰り返す。
【2】顎下腺マッサージ
両手で握りこぶしをつくり、左右の顎の下にはめ込むように当てる。首の方から顎の先に向かってこぶしを動かす。10回繰り返す。
【3】舌下腺マッサージ
親指を立てて、顎の下から舌の部分をやさしく押す。強く押すと痛みを伴うことがあるので注意。10回繰り返す。
「唾液の分泌に関わる耳下腺、顎下腺、舌下腺をマッサージします。また、よく噛むことや舌の体操も口のまわりや頬の筋肉を鍛えることで唾液が出やすくなります」
同時に、リラックスできる時間を意識的につくることも大切だ。
「緊張状態が続くと、交感神経が優位になり、唾液の分泌量が減ってしまいます。緊張すると、口の中がカラカラになりますよね。逆に、ゆったりと入浴するなど、落ち着いたひとときは副交感神経を優位にして、唾液の分泌を促します」
軽く汗をかくような運動やストレッチはリラックス作用があるだけでなく、脳への刺激にもなる。また、体を動かすことで脳内BDNFが増えるという。
「唾液腺は活性酸素に弱いため、緑黄色野菜など、抗酸化作用のある食べ物を積極的に取ると唾液力アップにつながります。