2020年2月20日 15:50
「いま8人に1人が慢性腎臓病」専門医が語る“病のサイン”
さらに、頭痛薬や生理痛などの鎮痛剤を常用している人や、過去に常用していた人は、腎機能が低下しやすい。一時的な使用なら問題ありませんが、長期間の服用は控えたいものです」
腎臓が健康なときの3割程度しか機能しなくなると、体に老廃物がたまり、さまざまな症状が。
「いちばんわかりやすい症状は“むくみ”や“疲れやすさ”。そして、尿の色やにおいなどにも変化が表れます。次のチェックリストにあるような自覚症状が出ていたら、もう慢性腎臓病が進行してしまっている可能性があります。早期発見のためには、毎年、健診を受けるしかありません」
【腎臓の健康チェックリスト】2つ以上当てはまる場合は「慢性腎臓病」が進行しているかも!?
□血圧やコレステロール値が高い
□毎日、起きたときにまぶたや顔にむくみを感じる
□指輪や靴がきつくなったと感じる
□疲れが取れず、いつもだるい感じがある
□少し動いただけで息切れがする
□めまいや立ちくらみなどが増えた
□汗をほとんどかかなくなった
□尿の色が赤っぽい、茶褐色だ
□尿からかすかに甘いにおいがする
□寝ているときに尿意で何度も目が覚める
腎臓機能は、自治体が実施している健康診断で、尿検査と血液検査を受けることでわかる。