ビューティ情報『「病気リスク下げる歩き方」実践の町、70〜74歳医療費は半分に』

2020年3月5日 11:00

「病気リスク下げる歩き方」実践の町、70〜74歳医療費は半分に

役場の保健環境課の唐澤伸子課長がその詳細を教えてくれた。

「研究に参加した人には1日8,000歩、そのうち早歩きを約20分すると、さまざまな病気の予防につながることを伝え、活動量計を装着してもらっています。24時間365日の活動状況を毎月集計する際には、それまでの結果をもとにアドバイスをしたり、健康相談を受けることもあります。病気の予防や健康長寿のためには、その人の体力に応じて運動することが欠かせないのですが、『運動してください』と言うだけでは、なかなか実行していただけません。ところが活動量計をつけて毎日の歩数といった運動量がわかるようになると、多くの人が自ら動くようになり、さまざまな効果が生まれたのです」

大きく変わったのは町の医療費だ。中之条町に住む70〜74歳の昨年5月の医療費は、活動量計を装着していない人と比べて、装着している人が約1万7,000円も安かった。単純計算で年間1人あたり約20万円も医療費が削減されていることになる。町民の健康診断結果からもその効果は一目瞭然。
検査に引っかかった人の多くが、活動量計をつけて1年間生活することで、血圧やコレステロール値(HDL)が改善した。

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