2020年3月23日 06:00
体力を高めておきたいときに!漢方薬「補中益気湯」のすすめ
■自分に合う漢方薬を見つけるための「体質チェック」
体力には自信が→□ あるほうだ(実証)□ ないほうだ(虚証)
肌の質は→□ ツヤがある(実証)□ 乾燥していて荒れやすい(虚証)
自分の声は→□ 大きいと思う(実証)□ 小さいと思う(虚証)
運動すると→□ あまり疲れない(実証)□ すぐ疲れる(虚証)
自分の体形は→□ がっちりしている(実証)□ ほっそりしている(虚証)
食欲は→□ 旺盛である(実証)□ あまりない(虚証)
胃腸は→□ 便秘になりやすい(実証)□ 下痢しやすい(虚証)
室内では→□ 暑がりだ(実証)□ 寒がりだ(虚証)
人からは→□ エネルギッシュといわれる(実証)□ 少し弱々しいといわれる(虚証)
※6以上「実証」に当てはまる場合は実証タイプ。どちらか4~5つ当てはまる場合は中間タイプ。
チェックリスト9つの項目のうち、“5つは虚証に当てはまったが、あと4つは実証なので、どっちつかずだ”という人も少なからずいるはず。そういう人は“中間タイプ”となる。
では、さまざまな不調に、どの漢方が有効なのか池谷先生の解説とともに見ていこう。
【発熱】
実証:麻黄湯
虚証:麻黄附子細辛湯
「古くから熱の出る風邪に使われている『麻黄湯』も、若者を中心とした実証タイプ向けのもの。