管理栄養士が警告「乳化剤」がメタボを引き起こす恐れも
腸内細菌が減少すると、腸内環境が悪化することが考えられえます」
色鮮やかな食品にも危険性が潜む。
「加工肉などに使われている発色剤には防腐剤の効果もあり、これも腸内細菌の生育を妨げる恐れが考えられます」
【発色剤】動物性食品に含まれる赤血球や筋肉細胞の色素と結合して安定した赤色を出す
<添加物名:亜硝酸ナトリウム>
添加されている主な食品:食肉製品(ハム、ソーセージ、ベーコン、焼き豚ほか)、魚卵(イクラ、すじこ、たらこ、明太子ほか)など
「防腐剤には、多くの種類の細菌の育成を抑える働きがあり、これが腸内細菌の育成にも影響を与える可能性が指摘されています」
圓尾さんが特に厄介だと指摘するのはアイスクリームや缶コーヒーなどによく使われる乳化剤だ。
【乳化剤】水に油が溶けたような状態のものにする
<添加物名:カルボキシメチルセルロース、ポリソルベート80>
添加されている主な食品:プロセスチーズ、マーガリン、コンビニの食パン・総菜パン・菓子パン、クッキー、キャンデー、のど飴、プリン、アイスクリーム、缶コーヒーなど
「日本で主に使用される乳化剤は11種類ありますが、そのうちどれを添加しているかを食品に表記することが義務づけられていません。