ビューティ情報『気づきにくい「椎骨」の異変…「骨粗しょう症」は“自覚症状”ない人も』

2020年4月29日 06:00

気づきにくい「椎骨」の異変…「骨粗しょう症」は“自覚症状”ない人も

背骨は、椎骨という小さな骨が積み重なって首から腰までをつないでいる。骨粗しょう症になると、その椎骨の内部(椎体)がスカスカになり、自重に耐え切れず圧迫骨折してしまうというのだ。

「椎骨は時間をかけてつぶれていくのでほとんど痛みを感じず、およそ3分の2の人は骨折したことに気づきません。そのまま放置していると2カ所目、3カ所目と骨折の連鎖(ドミノ骨折)が続き、背中がどんどん丸くなっていきます。最近身長が2センチ以上低くなったという人の半数は、椎骨の骨折をしている可能性があります」

椎骨の圧迫骨折を起こした場合、5年後の生存率は約60%。実はこの数字は、大腸がんや乳がん、子宮がんの5年生存率よりも低い。症状が進んで、足の付け根を骨折した場合は約50%とさらに下回る。

「骨折により背中が丸くなると内臓が圧迫されて、さまざまな内臓疾患の引き金となります。
足の付け根を骨折すれば、寝たきりの介護生活の始まりです。骨粗しょう症の人が骨折してしまうと、完治するまでに長い時間がかかります。その間に体力だけでなく精神的な活力も衰え、最後には命まで落とす人が出てくるのです」

こうした生存率の数字を見ると、がんより怖い病気ともいえる骨粗しょう症だが、生活習慣を変えれば予防はできる。

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