2020年4月30日 06:00
骨を若返らせるには「むやみに水分取りすぎない」医師が提唱
骨粗しょう症は、食事や運動など、その人の生活次第で予防できる、生活習慣病なのです」
そこで、太田先生が骨粗しょう症予防のために取り入れたい生活習慣を紹介。
【1】どんなに忙しくても「5時間」は睡眠を取る
「『寝る子は育つ』という言葉があるように、骨は夜寝ている間に作られます。骨の成長は、睡眠中に分泌される成長ホルモンと深い関係があるためです。最低でも、5時間以上は睡眠を取るようにしましょう」(太田先生・以下同)
5時間以下の睡眠は骨密度の低下を招き、骨粗しょう症のリスクを上げるとの研究結果も出ている。
【2】日光浴は日の高い時間帯に15分
骨を作る三大栄養素の1つ、ビタミンD供給には日光浴がもっとも効果的。
「窓越しではなく、必ず外に出て、顔と肘下が直接日光に当たるように。12時前後の日の高い時間帯に15分行うのが理想的。紫外線が弱く、肌の露出が少ない冬季は1時間ほど必要です。
日の高い時間帯のウオーキングがおすすめ」
【3】階段は自分の足で「下りる」ように
階段の上り下りはウオーキング以上に骨への刺激になる。
「骨は新陳代謝を経て作り替えられていきますが、状況に応じて骨格、骨の量、質、強度を調整していく特徴があります。