“納豆1日3食”ダイエットが及ぼす危険…管理栄養士が指摘
が低下し、月経周期が延びるなどの生理不順を起こしてしまう場合があります」
内閣府食品安全委員会が発表している「大豆イソフラボンの安全な1日摂取目安量」は70〜75ミリグラムだ。
「これは納豆約2パック分に該当しますが、豆腐(100グラムで約20ミリグラム)や味噌汁(1杯で約5グラム)などからも大豆イソフラボンを摂取することを考えると、納豆は“1日1パック”ほどが適量といえます」
【バナナ】落とし穴:動脈硬化などの促進
「朝食に栄養価のあるバナナを取る『朝バナナダイエット』を実践している人も多いと思います。しかし、果物が含有する果糖は、肝臓内で脂肪の合成を促進する作用が強く、高脂血症を招きやすい成分です。食べすぎは、動脈硬化や老化などを促進してしまうおそれもあります」
1日に摂取すべき果物の目安は、「1日1種類がベスト」だという。
「バナナなら1本、りんごなら1/2個、みかんは2個くらいを目安にしましょう」
【鶏ささみ】落とし穴:貧血
「低脂肪高タンパクであり、ダイエットには欠かせない食品といわれていますが、牛肉などに比べるとミネラルが不足しています。体内の鉄分や亜鉛などが減ると、貧血のリスクがあります。