ビューティ情報『会えない、出られない…コロナの生活の変化で「親が認知症に」』

2020年9月3日 11:00

会えない、出られない…コロナの生活の変化で「親が認知症に」

後日、病院でMRI検査をしたら脳の萎縮が認められ、母は認知症であると診断されました」

コロナ禍で認知症を発症する人もいれば、長期化する自粛生活で、認知症を悪化させるケースもある。東京の介護事務所で働くベテランのケアマネジャーはこう話す。

「週2回デイサービスに通っていた要介護1の83歳の男性が、新型コロナの感染拡大で、デイサービスの利用を中断しました。2カ月後にお会いしたら、驚くほど様子が変わっていて……」

ケアマネによると、その男性はもともと肺に疾患があったため、本人から“感染すると怖いので当分休む”と連絡があったそうだ。

「緊急事態宣言が解除された後、6月上旬に久しぶりにデイに来られたのですが、背中が前のめりに曲がった状態でよたよたと歩く姿を見てがくぜんとしました。2カ月前までは、背筋も伸びて、しっかりと自立歩行をしていたのに……。お声がけしても言葉にも覇気がなく、受け答えもはっきりしないようになってしまったんです」

コロナ禍での生活の変化で、認知症の人の約4割が何らかの悪影響を受けていることが、8月に発表された広島大学と日本老年医学会の調査で明らかになった。

調査は6〜7月にかけて、全国の介護施設や医療施設など945施設と、介護支援専門員(ケアマネジャー)

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