2020年9月3日 11:00
会えない、出られない…コロナの生活の変化で「親が認知症に」
751人を対象に、オンラインで実施された。その結果、医療・介護施設の38.5%、在宅で介護支援にあたるケアマネの38.1%が、新型コロナの感染拡大によって「認知症の状態に影響が生じた」と回答。在宅の軽度・中等度認知症者の2人に1人が「認知機能の低下」があったと答えている。
調査を行った老年医学・認知症の専門医である、広島大学大学院の石井伸弥特任教授(44)が語る。
「認知症の症状の悪化を防ぐために必要なことは、社会的な役割やつながりを持つこと。今回の新型コロナによって、感染予防のための外出自粛や、家族との面会制限などが行われ、認知症者たちの気持ちはどんどん弱り、不安が強くなって、症状が悪化してしまう大きな要因になっています」
「女性自身」2020年9月15日 掲載
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