ビューティ情報『在宅の方が影響大 新型コロナ生活で認知症者の症状が悪化』

2020年9月3日 11:00

在宅の方が影響大 新型コロナ生活で認知症者の症状が悪化

在宅の認知症者に関しては、他人と触れ合う時間が減った(81.6%)、体を動かす時間が減った(77.5%)など、介護支援にあたるケアマネの多くが回答している。

「今回の調査で、施設入所者よりも在宅の認知症者のほうが、身体活動量の低下、転倒といった運動機能への影響は大きいようです。施設内の方以上に、運動をしたり、人と触れ合う機会が減ってしまったからでしょう」

石井教授は、コロナ禍の長期化によって認知機能や身体機能が低下する認知症者が、さらに増えることを懸念している。では、どのような対策を早急にすべきか。石井教授にアドバイスしてもらった。

まず、在宅の場合ーー。

「感染予防のために外出自粛はある程度仕方がありません。自治体などで、高齢者が自宅でできる、運動の手引きのようなものを作っていますので、そういうものを活用しながら、家族が一緒になって体を動かしてあげましょう」

次に施設入居者の場合ーー。


「家族との面会が制限されているところが多いので、別の手段でコミュニケーションを図る。今はオンライン面会をやるところが増えましたが、重度の認知症の方には、意思疎通がうまくいかないことも多々あります。

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