医師が教える認知症予防の食習慣「毎日2〜3杯の赤ワインを」
「果物、魚、いも類、卵もプラスして、多様な食材をまんべんなく食べましょう」
■シークヮーサーのドリンクを飲む
かんきつ類に含まれる「ノビレチン」には高い抗酸化作用が期待できる。
「東北大学の研究では、毎日かんきつ類を食べる人は、週2回の人と比べ認知症リスクが14%低下していました。ノビレチンが豊富なかんきつ類はシークヮーサー。私はジュースで飲んでいます」
■米と酒の取りすぎに注意する
ごはんを食べすぎるとほかの食品が食べられなくなるので控えめに。
「久山町の研究では、減らすとよい食事に米と酒が挙げられました。適量のお酒は会話の潤滑油になりますが、飲みすぎには気をつけて」
遠藤先生も年齢とともに食事の量を減らしているそうだ。
■週2回は肉類を食べる
年齢とともに筋肉の量は減り、筋力が衰えてくる。サルコペニアの状態のままでいると、足腰が弱って転倒しやすくなる。
「下肢の筋トレを行い60代半ばからはタンパク質を意識して取るように心がけましょう。私は週2回は肉を食べるようにしています」
■赤ワインを毎日2〜3杯楽しむ
「フランスのボルドー大学の研究で、赤ワインに含まれるポリフェノールには高い抗酸化作用があり、動脈硬化や高血圧を予防するほか、認知症の発症を抑えるという報告があります」