ビューティ情報『コロナ禍の今こそ…「花の画像」を眺めて血圧を下げる』

2020年12月13日 11:00

コロナ禍の今こそ…「花の画像」を眺めて血圧を下げる

(写真:アフロ)

(写真:アフロ)



「安静時に花を見ると副交感神経が優位になることから、『花には癒しの効果がある』と言われていました。今年6月に発表した研究では、さらに心理的ストレスによって上昇した血圧やホルモンを下げる効果が実証されました」

農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)上級研究員の望月寛子先生はこう話す。これまでに、自然に囲まれた環境での血圧変化の研究はあったが、国内外で花による血圧降下やストレスホルモンの減少を実証した研究はなかった。望月先生はそこに着目し、10年ほど前から筑波大学と共同で花を絡めた研究を開始したという。つまり、望月先生たちの研究は世界で初めて「花の画像を眺めるだけで心身のストレスを改善させる効果」を証明したことになる。

研究チームが行った実験は、被験者にヘビや交通事故など、人が不快に感じる画像をモニターで6秒間見せて心理的ストレスをかけた後、「イス」「青空」「花」のいずれかの画像をランダムに6秒間見せ、血圧の変化と情動の評価(心のストレス)を測るというもの。ちなみに花の画像は「一般的に誰もが共通してイメージする白くて丸い花びらのもの」を選択した。

「すると、血圧の変化は、イスの画像の後では平均で2.4%、青空の後では2.2%に対し、花の画像の後は3.4%と有意な減少がみられました」

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