医大准教授が“寝返りナシ”睡眠に警告、スマホ操作も原因に
(遠藤先生・以下同)
さらに問題なのは、日中の習慣が原因で、寝返りを打ちづらくなっている人がいることだという。
「スマホやパソコンなどをよく使う人や、日中は座っている時間が長い人、もともと肩こりや腰痛のある人などは、よくない姿勢で筋肉が固まっていることがあります。そのため、眠っているときも日中同様のよくない姿勢のままで、疲れが取れず肩こりや腰痛を悪化させ、寝違えてしまう人もいます。そうした人は肩や股関節が柔軟に動かない、動かそうとすると痛みが走る、などの理由でなかなか寝返りが打てません。動かないから痛くなり、痛いから動けない……という悪循環に陥るのです」
肩こりや腰痛以外に、あおむけ寝で気道がふさがって起こる睡眠時の無呼吸も、寝返りができれば症状の緩和につながるという。
「女性自身」2020年12月29日号 掲載