「白髪は自宅でケア」派に…“よく染めるための”3原則
違いは、パラフェニレンジアミン(以下、ジアミン)と呼ばれる染料の量。白髪を暗く染めるためには、ジアミンがたくさん必要ですが、おしゃれ染めはジアミンが少なめです」(伊熊さん・以下同)
だとすると、おしゃれ染めのほうが、髪や頭皮にやさしいのだろうか。
「ジアミンの配合比較だけで考えれば、おしゃれ染めのほうがやさしいともいえます。ただ、ジアミンアレルギーになってしまったら、たとえ少量でも拒絶反応が起きるので、おしゃれ染めも使えません」
ジアミンアレルギーの人は、ジアミンを含まないヘアカラートリートメントやヘアマニキュアなどのほか、「オハグロ式白髪染め」も使える。これの特徴はかなり濃い黒にしか染まらないこと。販売元も少なくマイナーな存在だが、ジアミンアレルギーの人にとっては貴重な染毛剤だ。
■ヘアカラートリートメントはいまいち色が入りにくい印象が
「美容院で毎回染めると高くつく」「染めても染めても白髪が出てくるけど、美容院に頻繁に行く時間がない」など、費用や時間のやりくりを考えて、自宅で白髪ケアをしたいという人は多い。「お財布にやさしい自宅ケアなら、髪や頭皮にもやさしく、肌についても洗えばすぐに落ちるヘアカラートリートメントがおすすめです」