2021年3月4日 15:50
“ブルドッグ顔”を防ぐために「早口言葉」が有効な理由
「新型コロナウイルスの流行によりマスク生活が長引いたことで、マスクに隠れる部分、つまり顔の下半分に関するお悩みが多く寄せられるようになりました」
こう話すのは、ミュゼホワイトニングの歯科医師、末光妙子先生。新型コロナウイルスにより、人と会って話す機会が減ったことは多くの人が実感しているだろうが、マスク着用により、表情を動かすことも激減しているそう。これが口の周りの口輪筋や頬の筋肉などの表情筋のたるみにつながっているのだという。
「美容的なお悩みとしては、『口角が下がった』『ほうれい線が深くなった』『リップラインがぼやけるようになった』『唇のツヤがなくなった』『鼻の下が長くなった』などがあります」(末光先生・以下同)
口輪筋や表情筋が衰えることで、一気に老け顔を作っているというのだ。
「さらに、しゃべる機会が減ったことで、口の周りだけでなく、舌の筋肉まで衰えているようです」
通常、私たちが口を閉じているとき、舌は上あごにピッタリとついているものなのだが、舌の筋肉が衰えると、舌が上あごにつかなくなる。これを末光先生は「舌が落ちる」といい、舌が落ちると口呼吸を招くだけでなく、口輪筋も衰えてブルドッグ顔になったり、のみ込む力が衰えてむせやすくなったりするのだそう。