2021年5月31日 15:50
バランス感覚を鍛え認知症を予防する「片足立ちトレーニング」
片足立ちがどれくらいできるかは、脳の健康のバロメーターともいえるのです」(伊賀瀬先生・以下同)
認知症を予防するためにも、バランス力を鍛え、維持するには伊賀瀬先生が提案する「1分片足立ち」エクササイズが有効だ。どこでも簡単にできるものなので、認知症リスクを遠ざけるためにもぜひ取り組んでみよう。
■1分片足立ち
【1】背筋を伸ばし、視線を前に向け、両足をそろえて立つ。足裏全体をしっかり床につけ、太もも前面の筋肉を意識する。
【2】目は開けたまま、片足を太ももが床と平行になる高さまで上げる。ひざは90度に曲げて1分静止。反対の足も同様に行う。これを1セットとし、1日3回行う。
■後ろに足上げ
【1】背筋を伸ばし、イスから30〜40センチ離れて立ち、状態をやや前に倒してイスの背を持つ。
【2】視線は前に、ひざを伸ばしたまま、片方の足を真後ろにゆっくり上げていく。お尻、太もも裏の筋肉を意識する。できるところまで上げたらゆっくり戻す。繰り返し10回行う。反対の足も同様に行う。これを1セットとし、1日3回行う。
「最初は慣れるまで足首からふくらはぎの部分に少し痛みや張りを感じることがあるかもしれません。