2021年6月10日 06:00
なぜ耳かきは気持ちいい?意外と知らない「耳」のトリビア
と「耳ツボ」に効果の違いはある?
「足ツボも耳ツボも、全身のツボが存在している点は同じです。ただし、足は体重を支えながら歩いているので、常に刺激を受けています。その分かなりしっかり押さえないと、ツボ押しの刺激が脳に伝達されにくいのです。いっぽう耳はふだん刺激を受けることが少ないので、強い力で押さなくても刺激が脳に伝わりやすいという特徴があります。足に比べて脳に近い分、即効性も期待できますよ。さらに、『ながらケア』のしやすさも、足より耳ツボに軍配が上がります。通勤電車のなかや、家事の途中でも、思い立ったら耳を触る癖をつけてください」(中本さん・以下同)
■耳掃除をするときは「耳かき」と「綿棒」のどちらを使ったほうがいいの?
「どちらを使ってもOKです。強いて言えば、しっとりした耳あかの人は綿棒、乾燥した耳あかの人は耳かきのほうが取れやすい場合があります。
どちらにしても、耳掃除は鼓膜の手前1センチぐらいのところまでにとどめておきましょう。耳の入口から鼓膜までは約3センチ。奥までやりすぎると鼓膜に当たってしまい、かなり危険です。なお、綿棒を使うときはまず耳掃除用のイヤーリムーバーを染み込ませ、耳あかをふやかすことをおすすめします。