2021年11月11日 15:50
専門医解説「ぎっくり腰は3日安静にした後は、動いて治す」
という。
「本人ができる範囲で、無理のない日常生活を始めてください。傷ができているところがさらに硬くなり、傷の治りも遅くなりますので、寝たきりは禁物です」
■信号待ちの間に10秒で予防と対策
発症から1週間~10日ほどたったら、予防&基礎体力アップのために、簡単なエクササイズにトライすべきと寺尾さん。
【おなか凹ませ運動】
「まずは、座っている状態で、おなかを凹ませる動作をやってみてください。ベルトをキツく締めるイメージでこの動作をするだけで、背骨の奥の筋肉や、骨盤底筋群を使って背骨と椎間板の周りを強化できます。慣れてくれば、立ったまま、信号待ちの間にできますよ」
次に、猫のポーズもおすすめ。
【猫のポーズで上下運動】
四つんばいになって、猫がギューッと背中を持ち上げる動きで体をキープしたのち、押し下げた状態でまたキープする。
「これは背骨全体の動きをよくします。
ゴムみたいに伸び縮みするイメージです」
それぞれ、10秒を1日5回ほどというのが目安だが、最初は5秒くらいでも構わないという。
最後に寺尾さんがこうアドバイスしてくれた。
「ここ1~2年、コロナで活動レベルが落ちて、体は硬く、筋肉が減る……ぎっくり腰の症状が出やすい状況が整ってしまっています。