2022年2月10日 06:00
絶対に休めない!コロナ対応前線医師の「健康ルーティン」
「科学的に正しい健康管理を」と大谷先生
「少々の体調不良では休めない」
勤勉な私たちは、微熱や軽いなどをこらえながら働いてきた。だが、新型コロナウイルスの感染拡大が起き、意識が変わった。「体調が悪いときは休むべきだ」と。
ただ風潮がどんなに変わっても、「風邪で休める。ラッキー!」と楽観的に思えないのが、まじめ人間の性か。今度は、「体調を崩すと休まないといけないから、体調を崩せない」などと強迫観念を抱く人もいる。
「私も絶対に休めません」
そう話すのは都内のクリニックで毎日約70人の患者を診る大谷義夫先生だ。今は発熱外来などで新型コロナ対応の最前線に立つ。
日々感染症のリスクにさらされている大谷先生だが「医師になって30年以上、病気はほとんどしたことがない」と言う。
「絶対に休めないからこそ、休まないためにどうすればいいかを追求し、『科学的に正しい』と思える体調管理をひたすら実行しています」(大谷先生・以下同)
絶対に休めない大谷先生の体調管理法を、先生の24時間に沿って教えてもらおう。
まず、起床は朝7時だ。
「体調管理には、睡眠が重要です。私は最低でも6時間、手術着を着て寝ています」