A型は胃がん、O型は胃潰瘍…血液型別「なりやすい病気」
肉以外に、生野菜が感染源になることもあります」
【インフルエンザ】AB型
「’77~’78年にソ連で流行したインフルエンザの研究論文では、発症率が最も高いのがAB型の59%でした。’89年のフィンランドの研究者による論文でも、AB型はインフルエンザA型・B型いずれにも感染しやすく、重症化しやすいと発表されています。コロナと同じく感染力が強いウイルスなので、ワクチン接種が望ましいでしょう」
【心臓疾患】AB型
「’12年のハーバード公衆衛生大学院のルー・チー博士が、心臓病を発症した約4000人の血液型を解析したところ、O型に比べAB型が20%、B型が11%、A型が8%、心臓病にかかるリスクが高かったということです。過去の研究では、血中コレステロール値や血栓の発達リスクに血液型が影響する可能性も考えられています」
【認知障害(認知症)】AB型
「米国バーモント大学が行ったコホート研究で血液型と認知障害の関連を調べた研究では、O型に比べ、AB型は1.82倍も認知障害のリスクが高いという報告が。A型とB型では、O型と比べ、リスクの有意な変化はありませんでした。脳の酸素不足で認知症を発症することもあるため、血圧を正常に保つことがとても大事です」