A型は胃がん、O型は胃潰瘍…血液型別「なりやすい病気」
【糖尿病(2型)】B型
「生活習慣に由来する2型糖尿病と血液型の関係を研究したフランス国立衛生医学研究所は、O型に比べて、B型は1.21倍、A型は1.1倍発症リスクが高く、AB型は有意差がなかったと結論づけています。糖尿病の原因の一つは炭水化物の取りすぎ。食物繊維を含む野菜を先に食べる、炭水化物を減らしておかずを増やすなど、食習慣の見直しも大切です」
【胃潰瘍・十二指腸潰瘍】O型
「’58年にイギリスで行われた研究では、O型が非O型に比べ、胃潰瘍や十二指腸潰瘍に約1.35倍もかかりやすいという結果でした。その約50年後、’10年のスウェーデンのカロリンスカ研究所でも、O型は非O型に比べ胃潰瘍で1.1~1.3倍、十二指腸潰瘍で1.18~1.33倍もかかりやすいという研究結果が出ています」
【O157大腸菌】O型
「スコットランド中央部でO157の感染者を調査したエジンバラ大学の論文では、感染者の63.4%がO型で、有意に高い発症率だと発表。さらに重症化した患者の64.3%、死亡した患者の87.5%がO型でした。ここ10年ほどでは国内でも年間100人以上の感染者が発生しています。