2022年11月16日 06:00
愛猫とのスキンシップが不調を引き起こすことも――「猫吸い」に潜む人に危険な感染症リスト
人の体の中をうろうろさまよった挙げ句、目に入ったり、肺に居ついたり、ときには脳にまで。眼球に入り込むと最悪、失明の可能性もありますし、脳障害や神経症状を引き起こすことも。肺に入った回虫はCT検査では腫瘍のように写るので、肺がんの疑いで精密検査をしてみたら腫瘍ではなく回虫だった、という例も」
【トキソプラズマ症】
〈原因〉:猫の排せつ物経由で、寄生虫に感染する。
〈症状〉:体力が落ちているときに感染すると、人の場合はリンパ節の腫れなどが出ることがある。また妊婦が感染した場合には、流産の危険性や、赤ちゃんの脳への悪影響が。
「生肉食や、猫の排せつ物を経由して寄生虫に感染する病気です。とくに妊婦さんが感染すると、おなかの赤ちゃんの脳に悪影響が出る可能性が報告されています」
■「猫吸い」は猫にとってはストレスに?
さまざまな危険をはらむ猫吸い。猫にとってストレスになることも。
「猫ちゃんも皆が皆、猫吸いされることが好きとは限りません。なかには、孤独が好きな猫ちゃんもいますし、同じ猫でも、そっとしておいてほしいタイミングもある。そんなとき、無理やり猫吸いされれば、ストレスを抱えることに」