2023年3月15日 06:00
大腸がん治療費「早期発見」と「他臓器に転移後」では約440万円もの差が!
他臓器への転移のあるIV期は、治療費がより高額だ。
「腸の血流が集まる肝臓や、肺などに転移する場合があります。その場合、大腸の手術ばかりでなく、転移したほかの臓器の手術代と、さらに半年ほどの抗がん剤治療の費用もかかります」
がん治療費ドットコムの目安では、IV期で肝臓に転移がある場合、1年目の治療費は479万9千円だ。
もちろん、保険適用になるので3割負担や1割負担になるし、高額療養費制度を利用することで、月の医療費が一定額(一般的な所得の場合、8万〜9万円ほど)を超えた分は返金される。
「しかし、がんは数年間に及ぶ定期的な検査が必要になります。
また、IV期で手術が困難となると、通常、亡くなるまで定期的な抗がん剤治療が続きます。
高額療養費制度を利用しても、かなりの経済的負担がのしかかるのです」
早期発見・早期治療を心がけることで、身体的負担ばかりでなく、経済的負担も軽く済むのだ。
五月病を防ぐために…【管理栄養士監修】今避けるべき「NG食事とおすすめの食べ物」