ビューティ情報『黄砂が舞う日は外出控えて…気管支炎引き起こす「花粉爆発」 に警戒』

2023年5月8日 11:00

黄砂が舞う日は外出控えて…気管支炎引き起こす「花粉爆発」 に警戒

4月13日、全国的に黄砂を観測(風景は都内の様子/写真:共同通信)

4月13日、全国的に黄砂を観測(風景は都内の様子/写真:共同通信)



「スギ花粉の飛散は落ち着きましたが、ヒノキ花粉は5月中旬ぐらいまで警戒が必要です。それ以降も黄砂などによる影響で、花粉症の症状に加え、気管支炎の発症が増える危険性もあり、まだまだ油断はできません」

そう警鐘を鳴らすのは、花粉症原因物質研究の第一人者である、埼玉大学大学院理工学研究科の王青躍教授だ。

4月14日、岸田文雄首相は、花粉症対策に関する関係閣僚会議の初会合の席上で、「6月までに、来年の飛散期や今後10年を視野に入れた対策の全体像を取りまとめる」と発言。ようやく政府も本腰を入れて対策に動きだした。そんな折、4月中旬に大量の黄砂が日本列島を襲来。目のかゆみ、鼻水、くしゃみのほか、喉の痛みやせきなど、花粉症ではない人まで花粉症と同様の症状に苦しめられる事態が起きた。

その大きな要因の1つが、「花粉爆発」だった。黄砂などが引き起こすこの現象を発見した王教授が解説する。


「黄砂や自動車の排ガスなどの大気汚染物質が空気中の花粉に触れると、表面が傷つき、そこから水分を取り込んだ花粉が膨張、破裂します。破裂後、花粉のアレルギー物質が細かく砕け、1㍃メートル以下の微小粒子となって空気中を漂います。

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