2022年6月22日 18:00
健康の鍵は「口の中」にあり!健康寿命を延ばす「オーラルフレイル」とは?
その数は年々増加しており、予備軍まで含めると2025年には約44%(1620万人)もの高齢者がフレイル状態になることが予測されているという。
知っておきたい!フレイル進行における3つのステージフレイルの進行は大きく分けて3ステップ。
一般的に、以下のように進行していくのだと生き活きライフ部会の又平氏は語る。
<フレイル進行における3つのステージ>
第1の扉オーラルフレイル:食事ができない
第2の扉身体フレイル:膝が痛く靴下が履けない
第3の扉認知フレイル:物忘れがひどくなる
その後待ち受けているのは、車椅子や介護ベッドなどで心身の自由が効かなくなる要介護状態。
こうならないためにも、初期段階の「オーラルフレイル」で気付き、早めの予防対策を行うことが重要だ。
健康寿命を伸ばす鍵は「オーラルフレイル」の予防にあり!では、第1の扉である「オーラルフレイル」とは具体的にどのような症状が見られるのだろうか?
ドライマウス研究会 代表の斎藤一郎医師によると、主な症状はこちら。口腔周りでこのような変化がある場合は、オーラルフレイルかもしれない。
<オーラルフレイルが疑われる主な症状>
・滑舌が悪くなり、発音がはっきりしない
・食事中に食べこぼしをしてしまう
・ささいなことでむせる
・噛めない食べ物が増える
「人は、口から老いる」