2017年3月6日 16:15
見て、感じて、備えよう!地震体験フェア ~地震保険創設50年~オープニングイベントレポート
その恐怖は、ものすごいものだろうと想像しました。熊本県人にとって、阿蘇大橋や阿蘇神社、熊本城は、そこにあることが当たり前だったシンボル。それが地震によって崩れることになるとは、誰も想像していなかったと思います。なんとか現地を励ましたいと、母校の小学校を訪れたときは、泣きながら抱きついてくる子どもたちがいて、本当に怖かったんだなと思いました」(武田さん)
地球上の地震の2割が日本周辺で起こるといわれる、地震大国・日本。地震による被害に備える手段として、一般社団法人 日本損害保険協会は50年前から地震保険の推進を進めています。地震や噴火、津波による損害(火災・損壊・埋没・流失)に対して保険金を支払い、被災後の当面の生活を支えてくれる地震保険ですが、加入率は2015年時点で3割程度(損害保険料率算出機構調べ)。武田さんの実家も、地震保険には入っていなかったといいます。
「熊本に、家が倒壊するほどの巨大地震がくるとは、まったくの想定外。
地震保険に入っていた友人は一人もいませんでした。復興にはものすごい時間とパワーが必要なので、保険で備えておくのは本当に大事だなと痛感しました」(武田さん)
オープニングイベントの最後には、力強く「備」