それは、トータルの生理の回数が多いということ。妊娠、出産によって子宮・卵巣をお休みさせられる期間が少ないので、生理を繰り返すごとに進行していくような病気は、リスクが高まるのです」
「出産」は女性にとって、大きな痛みをともなう一大イベント。しかし、子宮にとっては生理をお休みできる時期。現代女性は出産回数が少ない分、子宮にかかる負担が大きいという。
痛み止めが効かない、効きにくくなったら受診を
では、生理痛がひどい人が、病院を受診したほうが良い目安とは?
「受診の目安は、痛み止めが効かないことと、効かなくなってきたということですね。『生理痛がひどくなってきた』とか『今までと違う痛みがある』というとき、痛み止めを飲んでも治まらなくて、日常生活に支障をきたす場合、寝込んでしまう場合などは、治療したほうが良いです」
生理の医学的な定義としては、持続出血日数が3~7日、周期は25~38日、量は1回につき20~140ml(実感値として、1回の生理で普通用のナプキンを1パック使う程度)が一般的な正常値だそう。「子宮などに何らかの問題がある場合、昼用ナプキンが多い日で1時間もたないなどの人もいます。