都内の立地相談窓口「東京都企業立地相談センター」より、新時代の調剤薬局事業に取り組んでいる「株式会社 薬zaiko」の企業コンテンツを公開しました
アレルギーに悩む患者の役に立っていると実感でき、会社員生活は充実していました」
ただ、海老沼氏の営業手法はあくまで「患者ファースト」で、そちらが適していると判断すれば、競合他社の薬を医師に勧めることも。上司から注意を受けることが増え、自身のキャリアに迷いが生じたそうです。
「そこで、経営コンサル企業に転職しようとしたのですが『あなたはロジカルシンキングがないから、この仕事は向いていない』と言われ、大きなショックを受けました。そこでMBA取得を目指して、ビジネススクールでロジカルシンキングのクラスを受講。在籍中にたまたまコンテストに出した『調剤薬局の不良在庫を解消するビジネスプラン』が決勝まで残り、メンターだったゼロワンブースター・加藤剛広氏の熱量にも突き動かされ、調剤薬局を軸としたビジネスのスタートアップを考えるようになったのです」
2022年5月に開業した足立いつき薬局。
地元への貢献を示す意味もあり、「足立」の名を冠している
薬局店内のカウンター
■第三者承継を検討する薬局が多い足立区だから理想的な創業地に
起業するなら、生まれ育った地元の東京都足立区内に決めていたとのこと。