現役医師が教える不眠症教室-病院に行ったほうがいい目安とは?不眠症の治療を学ぶ
【2017年4月23日更新】
「今夜も眠れそうにない」または「うとうとしたままで朝が来てしまった」という方はいらっしゃいませんか?不眠というには大げさのようだし、眠れないくらいで病院へ行くのは他の病気で来ている人に申し訳がないと思っていらっしゃる方も多いと思います。今回は、不眠症の基礎知識と、病院での不眠症治療についてご説明します。
不眠症とは
読んで字のごとく「眠れない、または眠りが浅く生活に支障をきたしている」という意味です。しかし、大切なことは眠れないということよりも、眠りが十分取れないことにより生活に支障が起きているという事実なのです。
病院に行くべき人はこんな人
そこで、さっそく病院へ行った方がよい人の簡単なチェック項目です。2つ以上当てはまる場合には病院へ診察を受けに行ってくださいね。
○ 眠れないほどの深刻な悩みがないのに、最低でも1週間以上眠れない
○ 眠りが浅いので、いつも些細な音で起きてしまう
○ 体に支障が出てきている
○ 不眠以外にも何か症状がある(例:寝汗をかいたり、頭痛がしたり、吐き気がする)
○ 一回起きると寝れなくなってしまう
○ 起きたくないのに明け方目が覚めてしまい眠れない
また、以下のように生活に支障が起きている方も、病院に行かれた方がよいでしょう。