マイスリーの効果と副作用【不眠症で眠れないあなたの睡眠薬辞典】
は、230 例(5.1%)に報告され、
主な副作用は以下のとおりです。
- 眠気 21 例(0.5%)
- ふらつき 18 例(0.4%)
- 肝機能障害 18 例(0.4%)
- ALT(GPT)上昇 17 例(0.4%)
- γ-GTP 上昇 16 例(0.4%)
- AST(GOT)上昇 12 例(0.3%)
- 一過性前向性健忘 10 例(0.2%)
- LDH 上昇 9 例(0.2%)
マイスリーの成分に対し過敏症の既往歴のある患者さん、重篤な肝障害のある患者さん、重症筋無力症の患者さん、急性狭隅角緑内障の患者さんには投与禁忌です。
また、肺性心、肺気腫、気管支喘息および脳血管障害の急性期など呼吸機能が高度に低下している場合は、呼吸抑制により炭酸ガスナルコーシス(高炭酸ガス血症により意識障害などを伴う病態)を起こしやすいため原則禁忌となります。マイスリーとの併用注意にあげられている薬剤等は、麻酔薬、中枢神経抑制薬(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体等)、アルコール(飲酒)、リファンピシンです。リファンピシン誘導体服用時には薬物代謝酵素CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進されることにより作用が減弱する可能性があります。