歯科医が教える「いい歯医者の見つけ方」と「唾液ケア」
――やはり同じ歯医者さんに通い続けるというのが理想ですか?「この歯科は信頼できない」と思ったらそこに行くのはやめて、納得できる病院が見つかるまで探せばよいと思います。そして、決めたらかかりつけ医として長く通うのが理想的ですね。長く診てもらっていれば、急に歯の状態が悪くなったときなどにも適切な判断や治療を受けられやすいからです。
唾液検査でお口の状態が分かる
――歯科医院では、どのようにお口の状態を調べてもらえるのでしょうか。レントゲンをとったり歯周ポケットの深さを測ったりと、さまざまな方法があります。うちの歯科医院でも取り入れていますが、最近は、虫歯のリスクを調べるために、唾液の検査実践している歯科医院も多いです。
唾液中の虫歯菌を調べたり、生活習慣についての質問をすることで、虫歯のリスクやケアのポイントを特定することが出来ます。――自分自身で歯の状態を把握するために、気をつけるべきポイントはどういったことですか。
「噛みづらい」「食べ物が挟まる」「口が渇く」「歯磨きで出血する」このような症状に気づいたら要注意。歯科に診てもらうことをお勧めします。
「口が渇く」という症状は、唾液が十分に分泌されていない可能性があり、これも虫歯や歯周病を招くもとになってしまいます。